マークシート処理システム MarkScan の使い方まとめ 4日目
ちょっと間が空いてしまったけど、MarkScanの使い方まとめの4日目。
前回までで、MarkScan, MarkBuilderの使い方や実際にデータを取った後の解析の方法等をまとめました。これ以上は特にまとめることはないのですが、実際に調査をしたときに感じた「あーすればよかった」や「こーしとけばよかった」という点を簡単に書いておきます。あくまでも、「あーすればよかった」と思ったことを書いていくだけなので、今回の記事に書かれていることは実際に試してみたことではありません。それでも、書いておけば参考にする人もいるかもしれないので、書いておこうと思います。
回答用紙を薄めの色で印刷すればよかった
一般に、専用の機械で解析するマークシート用紙は、かなり淡い赤や黄色などの色で印刷されているのがわかると思います。このようなマークシートは、スキャンするときに特定の色情報だけを無視する設定を加えれば、鉛筆の色だけをコンピュータに取り込むことができるように作られています。例えば、淡い赤で印刷されたマークシートに、赤いフィルターをかければ、印刷部分は見えなくなりますよね?これと同じ原理です。
一方、MarkBuilderで作成し、家庭用プリンタで印刷したマークシート用紙は、印刷部分がとてもはっきりした黒になってしまいます。多くの場合、印刷部分の色は鉛筆のマークの色よりも濃くなります。この特徴が、MarkScanで解析する精度を落とす要因になっていたりします。
MarkBuilderでは印刷の濃度を指定することはできないので、プリンタ側の設定をいじったり、あるいはコピー機で大量コピーするときに設定をいじったりして、マークシート用紙は薄めに印刷したほうが楽になりそうです。ただし、外周やセクションの境目にある、マーク位置を判別するための記号は濃く印刷しなければいけません。一部分だけを薄く印刷するというのはとても難しそうですが、工夫次第ではできるかもしれません。
ボールペンで回答してもらえばよかった
実は、認識精度を上げるための奥の手がこれだったりします。鉛筆のマークは色が薄いために、しばしば解析が不安定になるのに対して、ボールペンでマークされた回答はとても安定して解析することができます。
加えて、鉛筆でマークしてもらった場合、消しゴム汚れがかなり認識精度を落とします。多くの場合、消しゴムで消されたはずのマークは「マークされた」として誤認識されますし、消し方が汚くて広範囲に汚れが広がってしまうと、回答欄4つ分くらいが誤認識されたりします。
ボールペンを使ってしまうと、回答を訂正できなくなるというデメリットがありますが、調査の設計次第では、回答を訂正できる必要がない場合もあります。そういう場合は迷わずにボールペンを使って回答をしてもらったほうが良いでしょう。
まとめ
「結構書くことがあるかな」と思って別記事にしてみたけど、意外と書くことがありませんでした。まさに竜頭蛇尾といった感じの尻すぼみ具合ですが、今回でMarkScanの使い方まとめは最終回になります。マークシートが家庭用機器で簡単に扱えるようになると、何かと便利になります。なので、一人でも多くの人がこのまとめを参考にMarkScanを使えるようになってくれたら、と思います。