iPhone用KeeperでKeePass 2.xのファイルを読むためのXSLTを更新しました
[追記 (2013-03-10)] Keeperがカスタムフィールドに対応したので、XSLスタイルシートを修正して、改行を含まないカスタムフィールドはKeeperでもカスタムフィールドとして扱えるよう修正しました。この記事内のXSLスタイルシートは最新版に差し替えられています。
Keeperを使ってKeePass 2.xのデータをiPhoneで読む / LiosK-free Blog
KeePassのエクスポート画面 (File -> Export) を起動したら、↑の図のようにFormatにTransform using XSL Stylesheetを選び、エクスポートするファイル名としてkeeper.txtを指定します。
iPhone用のKeeperがいつのまにかURLフィールドとアプリ内ブラウザに対応していたので、KeePassのエクスポートに使うXSLスタイルシートを仕様変更しました。
今まではメモ欄に詰め込んでいたURLをURLフィールドに表示するように独立させました。
XSLスタイルシート
使い方は元記事と同じです。
↑のファイルを適当な名前で保存して (view rawというリンクを右クリックして名前をつけて保存を選ぶ)、KeePassからデータをエクスポートするときにXSL Stylesheetとして指定してあげます。
以前は5カラムのTSVファイルが出力されていましたが、今回はURLフィールドを含んだ6カラムのTSVファイルが出力されます。
使い勝手
KeeperはURLフィールドに対応したものの、URLフィールドをコピーすることはできません。内蔵ブラウザが起動されるだけです。
URLをコピーしてSafariで閲覧するためには、一度エントリーの編集画面に入って、そこでコピーするしかありません。
正直なところ、内蔵ブラウザの使い勝手はなかなかアレなので (っていうか、セキュリティに敏感な部分でURLバーを非表示にするのはどうなんだろう)、URLフィールドを独立させるべきかどうかかなり悩みました。
せめて、URLをワンタッチでコピーする機能か、URLをSafariで開く機能が欲しかったところ。
結局は、編集画面からコピーしなければいけないのはメモ欄に詰め込んでいても同じなので、URLフィールドを独立させることにしました。
蛇足
元記事でも書いたとおり、Keeperを使ってKeePassファイルを読むのは、KeePass系アプリが充実してくるまでのつなぎだと思っていたのですが、予想外に使い続けています。
MyKeePassはKeePass 2系のファイルを読めるようになったのですが、マルチタスク未対応という点でKeeperに使い勝手が劣ります。他にKeePass系アプリが育ってくる気配もないので、しばらくはKeeperを使い続けることになるかもしれません。
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